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【あすけん】「やつれた」1月→「自首」2月→「反転」3月。40代男のダイエット三段跳び完結編【2026年3月レビュー】

1月、私は筋肉を▲1.4kg減らして「やつれた」(記事)。2月、リベンジでタンパク質を増やして筋肉減を▲0.4kgまで抑えたが、飲酒12日を自首する羽目になった(記事)。そして3月──ついに反転した。

結論から書く。体重▲1.5kg、体脂肪率▲3.1pt、筋肉量+0.7kg、体内年齢▲4才。1月・2月とほぼ同じだけ飲み(13日)、歩数はむしろ最少(5,637歩)、それでも全指標が緑に揃った。データは時に、こちらの先入観を真正面から殴ってくる。

2026年3月のサマリー:5指標好転、飲酒13日

▲ 結論サマリー:5指標が緑(改善)、1指標がオレンジ(飲酒日13日)

3月で何が変わったのか。最大のドライバーは「食事量を増やしたこと」ではない。1月の段階で、実は完全記録日のカロリーは1,609kcal、タンパク質は78.8g、両方とも基礎代謝・推奨ラインを越えていた。問題は別にあった。本記事では、「やつれた→自首→反転」の三段跳びの正体を、データで分解する。

結論:3ヶ月で全指標が逆転した

1月→2月→3月の体組成変化推移グラフ

▲ 1月→2月→3月で全指標が緑(改善方向)に揃った

項目 1月 2月 3月
体重 ▲1.0 kg ▲0.1 kg ▲1.5 kg
体脂肪率 +1.0 pt +0.5 pt ▲3.1 pt
筋肉量 ▲1.4 kg ▲0.4 kg +0.7 kg
内臓脂肪 ±0 ±0 ▲2.0
体内年齢 +2才 +1才 ▲4才

体内年齢が1ヶ月で▲4才。月初37才→月末33才。機械の中で4回誕生日を巻き戻した計算になる。タニタ体組成計の判定なので体感とは別物だが、それにしても気持ちのいい数字ではある。

1月の自分への伝言:実は「食べていなかった」わけじゃなかった

ここで1月記事の重要な発見を、改めて思い出してほしい。

あすけんの1月の月平均カロリーは1,104kcal/日と表示されていました。一見「絞っている」ように見えますが、自分の記録を細かく見ると、これは実態よりかなり低く出ていることに気づきました。完全記録日10日の平均カロリーは1,609kcal/日。タニタの基礎代謝量1,565kcalとほぼ一致──1月レビューより

つまり1月時点でも、食べる量はあった。あすけん表示1,104kcalは記録漏れによる過小評価で、実態は1,600kcal前後あった、というのが1月の結論だった。

これを完全記録日ベースで月別に並べると、こうなる。

あすけん月平均と完全記録日平均の比較

▲ 上:カロリー、下:タンパク質。左=あすけん月平均(過小評価)、右=完全記録日のみ(実態に近い)

あすけん月平均 完全記録日の平均 完全記録日のタンパク質
1月 1,104 kcal 1,609 kcal 78.8 g
2月 1,275 kcal 1,598 kcal 74.4 g
3月 1,812 kcal 2,024 kcal 80.8 g

面白い事実が3つある。

  1. 1月の完全記録日タンパク質はすでに78.8g。推奨ライン66gは余裕で越えていた。1月記事で「タンパク質不足が筋肉減の原因」と書いたが、これはあすけん月平均51.5gの数字に引っ張られた早合点だった可能性が高い。完全記録日に絞ればちゃんと足りていた
  2. 1月→2月のカロリーはほぼ横ばい(1,609→1,598kcal)。完全記録日ベースで見れば、2月に「タンパク質を意識して+8.8g増やした」という当時の主観も、実は完全記録日ベースだと▲4.4g減っている。記録の精度の問題だ
  3. 3月で実態カロリーが+415kcal、本当に増えたのはここ。月平均ベースの「+708kcal」は記録漏れ縮小の効果も含むので、実態の増加分は半分強と見るのが正確

つまり1月の「やつれた」原因は、純粋なカロリー不足やタンパク質不足ではなかった。少なくとも完全記録日10日の数字を信じる限りは。

では1月の「やつれた」の真因は何だったのか

3月末の私が1月の自分のデータを見返して、最も納得感のある仮説はこれだ。

  1. カロリー摂取の「日々のばらつき」が大きすぎた。完全記録日10日は1,609kcalだが、不完全記録日は824kcal。実態が824kcalなら飢餓モードだし、1,609kcalなら基礎代謝近辺。「ある日は飢餓、ある日は適正」が混ざっていた可能性がある
  2. 運動刺激の質が低かった。1月の歩数は7,074歩で多めだが、Ouraの中活動分は57分。3月は歩数5,637歩なのに中活動63分で逆転している。歩数より「ペースを上げた歩行」のほうが体組成に効いたように見える
  3. 「節制している」という主観で、無自覚に量が変動していた。あすけん表示1,100kcal台を見て安心し、結果として記録漏れの日の食事量が減っていた可能性

1月の自分には申し訳ないが、「タンパク質不足が筋肉減の原因」という1月記事の結論は、完全記録日ベースでは支持されない。3ヶ月分のデータが揃って、初めて見えた事実である。データはこうやって、過去の自分の解釈を上書きしてくる。

3月にやったこと:記録を信頼できるレベルまで上げた

では3月の本当のドライバーは何だったか。最大の変化は記録率である。

食事区分 1月 2月 3月
朝食 84% 79% 94%
昼食 77% 82% 97%
夕食 35% 54% 81%
完全記録日 10日 12日 24日

夕食の記録率が35%→54%→81%と跳ね上がった。完全記録日も10日→12日→24日。3月はほぼ毎日、自分の食事内容を把握できる状態になった。これが本記事の最重要ポイントである。

記録できると何が起きるか。「足りない日に追加できる」「多い日に翌朝減らせる」という日々のサーモスタットが効きはじめる。1月の私は不完全記録日が多すぎて、自分のサーモスタットが何度に設定されているのか自分で分からなかった。3月は分かった。それだけで体組成は動いた。

そして大事な話:飲酒13日でも好転した

2月、私は「飲酒12日を自首」した。3月の飲酒日数は──13日である。減るどころか、増えた。

3月の飲酒日と非飲酒日のあすけん記録比較

▲ 飲酒日は2,461kcal、非飲酒日は1,316kcal。3月は飲んだ日もちゃんと記録した

3月の飲酒日13日のリスト。今度は逃げずに記録した。

日付 曜日 主な飲酒内容(あすけん記録)
3/9 ハイボール2杯+日本酒1.4合
3/11 ビール1缶+焼酎ソーダ6杯
3/12 生中1杯+焼酎ソーダ6杯(2連飲)
3/15 ビール3缶+ハイボール2杯+焼酎ソーダ4杯(昼から)
3/17 ハイボール1杯
3/19 生中1杯+焼酎ソーダ5杯(ジンギスカン)
3/21 ビール1缶+白ワイン2杯+焼酎ソーダ1杯
3/22 ハイボール1杯
3/24 生中1杯+白ワイン2杯+焼酎ソーダ4杯(居酒屋)
3/27 日本酒0.6合+焼酎ソーダ3杯+ハイボール1杯
3/28 生中1杯+焼酎ソーダ6杯(2連飲)
3/30 ビール500ml1缶
3/31 生中1杯+焼酎ソーダ2杯(2連飲)

13日/31日 = 42%が飲酒日。2月の43%とほぼ変わらない。「焼酎ソーダ割り」が月9回、頻出食品ランキング6位に堂々ランクインしている。3日に1回飲んでいる40代会社員のリアルである。

飲酒日のカロリーは2,461kcal、非飲酒日は1,316kcal。飲酒日のほうが+1,145kcalも多い。それでも体組成は好転した。これは2月の「自首」体験で記録の精度が上がった結果、飲酒日の翌日に自然と量が減るサーモスタットが効いたからだと推測している。

体重と体脂肪率の推移:右肩下がりの月

3月の体重と体脂肪率推移グラフ

▲ 体重は66.5kg→64.2kg、体脂肪率は16.5%→13.4%。飲酒日マーカーがあっても下降トレンド

3月の体重・体脂肪率の推移。1月・2月とは違って、両方とも右肩下がりになっている。

1月・2月は「体重は減るのに体脂肪率は上がる」という不気味な動きをしていた。3月はその逆で、体重も体脂肪率も同じ方向(下方向)に動いている。これは「脂肪が減って筋肉が残った」ときに起きる、健全な痩せ方の数学的な絵そのものだ。

そして筋肉量:三段跳びで増加に転じた

3月の筋肉量推移、飲酒日マーカー付き

▲ 月初52.0kg→月末52.7kgで+0.7kg。1月▲1.4kg→2月▲0.4kg→3月+0.7kg

1月▲1.4kg → 2月▲0.4kg → 3月+0.7kg。筋肉量がきれいに三段跳びで反転した。1月で過剰に減った分が3月で戻ってきた、と読むのが素直だろう。

歩数は最少。動いていないのに、痩せた

もう一つ意外なファクトがある。Oura Ringが計測した3ヶ月の活動量を比べると、こうだ。

歩数 活動消費 中活動分
1月 7,074歩 387 kcal 57分
2月 6,458歩 350 kcal 48分
3月 5,637歩 445 kcal 63分

3月、歩数は3ヶ月で最も少ない。1月の7,074歩から▲1,400歩。それでも体重と体脂肪が減り、筋肉が増えた。一方、活動消費は445kcalで最も高く、中活動分も63分で最も長い。「歩数」より「歩く強度」のほうが体組成に効いた可能性がある。

3月の頻出食品TOP5:地味な定番が支えた

食品 登場回数 タンパク質/回
調製豆乳(キッコーマン) 17回 7g
おいしい免疫ケア(キリン) 14回 2g
焼き鮭ご飯(セブンイレブン) 13回 11g
ザバス飲むヨーグルト ストロベリー風味(明治) 12回 15g
味染み肉じゃが(セブンイレブン) 11回 7g

派手なものは何もない。セブンイレブンと豆乳とザバスで月をまわしている40代の食生活である。3ヶ月でほぼ同じ食品を食べているのに、体組成が動いた。違いは「量」と「記録」と「歩く強度」だ。

3ヶ月の総括:1月の自分に伝えたい3つのこと

  1. 「あすけん月平均1,100kcal台」を額面通りに受け取るな。完全記録日に絞れば実態は1,600kcal前後ある。本当に絞れているわけではない。記録の歪みを直視せよ
  2. タンパク質も、完全記録日ベースで見れば1月時点で78.8g摂れていた。「足りない」ではなく「日によってばらつく」が真の問題。毎日記録を埋めて、ばらつきを潰せ
  3. 歩数を稼ぐより、ペースを上げて歩け。中活動分の合計が体組成と相関している可能性が高い

3ヶ月のシリーズで一番大きな学びは、「ダイエットの真因は、食事量でも運動量でもなく、自分の生活を正確に記録できているかどうか」だった、ということだ。記録できていなければ、何が原因かも分からない。原因が分からなければ、対策もできない。「あすけんで管理してます」と言うためには、まず記録を完全に近づけることが先決である。

4月にやる3つのこと

  1. 夕食記録率90%以上を維持。3月の81%をさらに上げる。リマインダーを20時にセットする
  2. 飲酒日を月10日以下を目標に。3月の13日は多い。週1〜2回ペースまで戻す
  3. 歩く時はペースを上げる。歩数を稼ぐより、中活動分70分/日を狙う

「記録の精度を上げれば40代でも体組成は動く」が3月で実証できた。4月のテーマは「これを定着させる」。新しいことではなく、3月のやり方を続ける月にする。

よくある質問

Q. 1月記事の「タンパク質不足が筋肉減の原因」は間違いだったの?

「あすけん月平均51.5g」という記録ベースの数字を額面で受け取った結論としては、3ヶ月分のデータが揃って見ると過剰な解釈だったと認めざるを得ません。完全記録日に絞れば1月のタンパク質は78.8g/日あり、推奨ライン66gは越えていました。1月の筋肉減の真因は「日によってばらつく食事量」と「運動の質」のほうが説明力が高い、というのが3月時点での仮説です。当時の解釈を明示的に上書きしておきます。

Q. 体内年齢が1ヶ月で▲4才も下がるのは正常?

タニタの体内年齢は体組成(体脂肪率・筋肉量・基礎代謝など)から算出される指標で、体組成が大きく動けば月単位でも数才動くことはあります。私の場合、体脂肪率が▲3.1pt、筋肉量が+0.7kg改善したので、計算上▲4才は妥当な数字と考えられます。ただし1ヶ月の変動は誤差幅もあるので、3〜6ヶ月のトレンドで見るのが正解です。

Q. お酒13日も飲んで体脂肪が▲3.1pt減るのは何故?

飲酒そのものが脂肪燃焼を促すわけではありません。3月で起きたのは、飲酒日も食事も含めて記録の精度が上がったため、必要なときに必要な量を食べられるようになったからです。飲酒日にカロリー過剰になる分、翌日は控えめに──という自然な揺り戻しが見えるようになると効きます。ただし食事が崩れていないことが条件です。

Q. 歩数が減ったのに痩せたのはなぜ?

3月は歩数こそ最少でしたが、中活動分(やや速いペースで歩いた時間)は最も長い63分/日でした。Oura Ringの計測上、「ダラダラ歩き7,000歩」より「ペース上げ5,000歩」のほうが活動消費が大きく出ています。少なくとも私の3ヶ月では歩数より歩行強度が体組成と相関していました。

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