シリーズ完結編である。
停滞期編では半年動かなかった話を、減量期編では7ヶ月目から代謝が戻って動き始めた話を書いた。今回はその続き、2025年9月から2026年4月までの8ヶ月。減量期で65.8kgまで来た体重を、いかに維持し、さらに最低体重を更新したかの記録である。
結論から言うと、定着期は「ただ続けていただけ」である。新しいことは何もしていない。お米3食、毎朝タニタ、毎食あすけん、Oura Ring装着。これだけ。
ただし、定着期にも事件はあった。1年経った節目に+0.6kgのリバウンドを食らった話と、8ヶ月後にカロリーをむしろ増やしたら最低体重を更新した話。データブログとして、この2つは正直に書く価値がある。

▲ 定着期8ヶ月の体重推移。9月のリバウンドから始まり、最後は最低体重を更新した。
結論を先に:8ヶ月の戦果一覧
| 項目 | 開始(2025年9月) | 終了(2026年4月) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 体重 | 66.44kg | 65.10kg | ▲1.34kg |
| 体脂肪率 | 15.29% | 14.38% | ▲0.91pt |
| 筋肉量 | 53.36kg | 52.83kg | ▲0.53kg |
| 内臓脂肪レベル | 8.48 | 7.75 | ▲0.73 |
| 体内年齢 | 34.9歳 | 33.9歳 | ▲1.0歳 |
「定着期」と言いつつ、8ヶ月で▲1.34kg減っている。維持しながら、さらに減ってもいたのである。月平均で▲0.17kgのペース。減量期の月▲0.29kgよりは緩いが、止まってはいない。
シリーズ全体の累計
停滞期+減量期+定着期の合計1年7ヶ月で、こうなった。
| 項目 | 2024年10月 | 2026年4月 | 累計変化 |
|---|---|---|---|
| 体重 | 68.50kg | 65.10kg | ▲3.40kg |
| 体脂肪率 | 17.22% | 14.38% | ▲2.84pt |
40代会社員、週2〜3回飲み会あり、で1年7ヶ月で体重▲3.40kg、体脂肪率▲2.84pt。コスパ的にはかなり良い結果だと思う。
月別データ:8ヶ月の波
| 月 | 体重平均 | 最小 | 最大 | 体脂肪率 | 前月比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 66.44kg | 65.5kg | 67.1kg | 15.29% | +0.60kg |
| 2025年10月 | 66.04kg | 64.9kg | 66.9kg | 14.92% | ▲0.40kg |
| 2025年11月 | 66.10kg | 65.5kg | 66.6kg | 14.98% | +0.06kg |
| 2025年12月 | 66.01kg | 65.6kg | 66.9kg | 14.94% | ▲0.09kg |
| 2026年1月 | 66.21kg | 65.3kg | 67.4kg | 14.86% | +0.20kg |
| 2026年2月 | 65.95kg | 65.2kg | 66.8kg | 14.87% | ▲0.26kg |
| 2026年3月 | 65.14kg | 64.2kg | 66.5kg | 14.40% | ▲0.81kg |
| 2026年4月 | 65.10kg | 64.2kg | 66.5kg | 14.38% | ▲0.04kg |
9月、+0.60kg。減量期5ヶ月で▲1.43kg減らした体が、1ヶ月で+0.60kgを返してきた。体は容赦ない。
10月、▲0.40kg。1ヶ月で戻している。前月のリバウンドはほぼ清算された。
11月〜2月、66kg台前半でうろうろ。4ヶ月、ほぼ動かない。「これが維持期か」と納得しかけたところで、3月に▲0.81kgの大きな動き。最低体重を更新した。停滞期の岩盤が懐かしい(あの時は半年で▲0.4kgだった)。

▲ 体重(青)はギザギザ、体脂肪率(オレンジ)は静かに右肩下がり。定着期は体脂肪率が地味に効いていた。
事件①: 2025年9月、+0.6kgのリバウンド
1年経った節目で、わかりやすくリバウンドを食らった。
原因は明確で、9月初旬に飲み会が立て続けに発生したからである。3,662kcalを記録した日(9/6)を含む、月3日の2,500kcal超え。減量期は月3〜4日ペースだったから、特別多いわけではない。でも体は反応した。
9月のタニタを日次で見ると、こうだった。
| 日付 | 体重 |
|---|---|
| 9月1日 | 65.9kg |
| 9月4日 | 66.8kg |
| 9月7日 | 67.1kg |
| 9月15日 | 66.8kg |
9月上旬で1.2kg跳ねている。これは減量期5ヶ月で減らした▲1.43kgが、ほぼ吹き飛ぶレベルの増加である。「全部終わった」と思った瞬間だった。
でも結果として、9月のリバウンドは10月にほぼ戻った(+0.60kg → ▲0.40kg)。停滞期の自分が同じことをやったら、絶対に戻れていなかった。代謝が戻ってからの体は、リバウンドにも強くなっていたのである。
飲み会後の戻りやすさ、これは元記事でも書いた「実感として大きかったこと」のひとつだったが、9月のリバウンド月はその実感を、データで裏付けることになった月でもある。
事件②: 2026年3月、カロリーを増やしたら最低体重を更新
定着期で最も興味深かったのは、2026年3月の動きである。
| 月 | 記録カロリー | 体重 | 前月比 |
|---|---|---|---|
| 2026年1月 | 1,104kcal | 66.21kg | +0.20kg |
| 2026年2月 | 1,275kcal | 65.95kg | ▲0.26kg |
| 2026年3月 | 1,812kcal | 65.14kg | ▲0.81kg |
1月から3月にかけて、記録上のカロリーは1,104→1,812kcalに+708kcal増えている。食べる量が増えた。それなのに体重は▲0.81kgで最低体重を更新した。
3月のあすけん記録を見ると、お酒は13日。これは月の半分弱である。飲んで、食べて、体重は減った。これは何の謎か?
※この月の詳細は別記事にまとめている → お酒13日飲んで、カロリー+708kcal増やしたら体重▲1.5kg・筋肉量+0.7kg・体脂肪率▲3.1pt|2026年3月レビュー
記録もれの問題、もう一度言っておきます
誤解されると困るので、定着期の数字についても先に告白しておく。記録もれ日が毎月3〜4日ある。
| 月 | 記録もれ | 記録上カロリー | 補正後(2,800kcal仮置き) |
|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 2日 | 1,464kcal | 1,553kcal |
| 2025年10月 | 3日 | 1,362kcal | 1,501kcal |
| 2025年11月 | 3日 | 1,265kcal | 1,419kcal |
| 2025年12月 | 4日 | 1,209kcal | 1,414kcal |
| 2026年1月 | 3日 | 1,104kcal | 1,268kcal |
| 2026年2月 | 3日 | 1,275kcal | 1,439kcal |
| 2026年3月 | 1日 | 1,812kcal | 1,844kcal |
記録もれ日も「実は2,800kcal食べていた」と仮定すると、定着期は1日あたり1,400〜1,800kcal台で推移していたことになる。これでも40代男性の基礎代謝(約1,500kcal)を考えると、正直それでもやや少なめではある。計測オタクの食事記録は、数字だけ見て信じ込まないほうがいい。これは前回の減量期編でも書いたが、定着期も同じ傾向が続いている。
定着期のOuraデータ:HRVは下がった
気になる動きが定着期にひとつあった。HRVが減量期から定着期にかけて下がっている。
| 期間 | HRV平均 | 最低心拍 | 歩数 |
|---|---|---|---|
| 減量期(2025年4〜8月) | 29.6ms | 59.9bpm | 6,696歩 |
| 定着期前半(2025年9〜12月) | 26.9ms | 62.0bpm | 6,800歩 |
| 定着期後半(2026年1〜4月) | 28.2ms | 62.8bpm | 5,771歩 |
HRV29.6 → 26.9ms。最低心拍59.9 → 62.0bpm。減量期に「代謝が戻った」と書いた指標が、定着期では微妙に揺り戻している。体重が減ったのに、心臓関連の指標は若干悪化している。
これは何を意味するのか。可能性として:
- 季節要因(冬の寒さでHRVが下がる)
- 仕事の繁忙期によるストレス増(年末〜年度末)
- 計測上のノイズ
断定はできない。ただし、減量期の「動き出し」を支えていた代謝の良さは、定着期では完全には維持されていないのは事実である。それでも体重が減り続けたのは、別の要因(単にお米3食を続けただけ)が支えているのかもしれない。データブログとして、わからないことはわからないと書いておく。

▲ HRVと最低心拍の長期推移。減量期に改善した指標が、定着期で揺り戻している。
1年7ヶ月続けてわかった、定着期の3つの法則
- リバウンドは戻る。減量期を経た体は、+0.6kgのリバウンドなら1ヶ月で清算できる。これは元記事で書いた「飲み会後の戻りやすさ」のデータ的裏付けである。停滞期の自分には絶対できなかった芸当だ。
- カロリーを増やしても痩せる月がある。2026年3月、記録上カロリー+708kcalで体重▲0.81kg。減らせば痩せるとは限らない。増やして痩せる月もある。これがダイエットの厄介で面白いところである。
- 「ただ続ける」が最強の戦略。定着期は何も特別なことをしていない。お米3食、毎朝タニタ、毎食あすけん、Oura Ring装着。8ヶ月この4つを続けただけで、体重▲1.34kg、体脂肪率▲0.91pt、最低体重更新。新しいことを始めるより、既にやっていることをやめないほうが効く。
計測オタクとして1年7ヶ月続けて思うのは、「データを取り続けることそれ自体が、最大のモチベーション維持装置」だということ。毎朝タニタに乗る、毎食あすけんを開く、Oura Ringを充電する。この日課が崩れない限り、ダイエットは続いていく。逆に言えば、計測をやめた瞬間に終わる。

▲ 1年7ヶ月の戦友。タニタが体組成、Oura Ringが代謝と睡眠を捉えてくれた。
シリーズ完結に寄せて
停滞期、減量期、定着期。3記事に分けて1年7ヶ月のお米3食ダイエットを書いてきた。シリーズはここで一旦区切りである。
整理すると、こういうことだった。
- 停滞期(6ヶ月): 動かない。体重▲0.4kg。心折れかけたが、体組成は静かに動いていた。
- 減量期(5ヶ月): 動き出した。体重▲1.5kg。摂取は変わらず、消費が増えた=代謝回復。
- 定着期(8ヶ月): 維持しながら、さらに動いた。体重▲1.3kg。リバウンドは戻り、最低体重を更新。
合計1年7ヶ月、▲3.4kg。40代会社員のn=1としては、まずまずの結果ではないかと思う。
これからも記録は続ける。計測をやめた瞬間にダイエットは終わる、とさっきも書いた通りだから。月次レビューはこれから定期コンテンツとして公開していく予定。お米3食ダイエットがどこまで続くのか、続編をお楽しみに。
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※本記事のデータはあすけん(食事)・タニタRD-60S(体組成)・Oura Ring Gen4(活動・睡眠・心拍)を毎日記録した実測値です。あすけんの飲み会日の記録は不完全な日があり、本記事ではそれらを「実際は2,800kcal」と仮定して補正値を併記しています。