計測オタクの生活ログ

睡眠・コーヒー・習慣を数字で記録する自己実験ブログ

相互フォローでブログのアクセスは増えるのか

フォロワーが415人増えても、ブログの読者は1日0.8人のままだった

5月、フォロワーが415人増えた。

同じ期間、ブログへのリンククリックは月44回。前月も44回。その前は49回。ピクリとも動いていないのである。Google Analyticsで確認したら、Xからブログに来た人間は90日間で76セッション、1日あたり0.8人だった。フォロワーが何百人増えようが、0.8人。小数点である。読者は1人もいない日のほうが多い。

つまりこういうことだ。増えたのは数字で、読者ではなかった。

何が起きたのか、全部測っていたので全部書く。

何をやったか:相互フォロー文化圏への挨拶回り

発端は5月の頭である。X Premiumに入り、収益分配だのなんだのを眺めているうちに、相互フォローで伸ばす文化圏に足を踏み入れた。フォローされたらフォローを返し、お礼のリプライを送る。あの世界の作法に、私は割と真面目に従った。

どれくらい真面目だったか。5月のリプライ投稿、293本である。

293本。月の総投稿の6割がリプライだった。本業の計測ネタより「フォローありがとうございます!」のほうが多い月。計測オタクを名乗りながら、5月の私の主な計測対象はフォロワー数だった。

結果は出た。出てしまった。

  4月 5月 6月(1〜10日)
フォロワー純増 +3人 +415人 −1人
ブログURLクリック 44回 44回 7回
リプライ投稿 1本 293本 4本

フォロワーは3週間で431人増えた(月間純増は解除を引いて415人)。グラフにすると、それはもう惚れ惚れする右肩上がりである。

▲ 青がフォロワー純増の累計、赤がブログへの週間URLクリック。青だけが登っていく

そして赤い棒、つまりブログへのクリックを見てほしい。フォロワーの崖のような上昇の足元で、赤は何事もなかったように横ばいである。むしろ一番高い赤棒は、まだフォロワーが1人も増えていない3月のものだ。

415人は、どこへ行ったのだろう。

挨拶をやめたら、数字も止まった

5月の終わり、私は挨拶回りに疲れて手を止めた。本業(計測)に戻ったのである。

するとどうなったか。6月のフォロワー純増、−1人。増えるどころか減った。415人増やした翌月がマイナスというのは、なかなか味わい深い数字である。挨拶という燃料を切らした瞬間、エンジンは止まった。あれは資産ではなく、回し続けないと消える火だった。

もっと痛いのはこっちだ。

▲ 計測ネタポスト1本あたりのインプレッション中央値。6月は13回

計測ネタポストの届き方(インプレッション中央値)が、3月の236回から6月は13回になった。13回。フォロワーは何倍にもなったのに、1ポストの届く先は1/18である。正直、いい数字ではない。いい数字ではないどころか、フォロワーが数十人だった3月のほうが、私のポストは人に読まれていた。

最初は「6月は投稿をサボったからだ」と思っていた。実際サボってもいる。ただ、それだけでは中央値が18分の1になる説明がつかない。考えられる筋はひとつで、挨拶で増えたフォロワーは私の計測ネタに反応しない→反応率が下がる→アルゴリズムに「つまらないアカウント」と判定される、という流れだ。ここは正直、確証までは持てていない。持てていないが、タイミングは綺麗に一致している。

救いがひとつだけあった

Google Analyticsには、もうひとつ数字が出ていた。Xからブログに来た人の平均エンゲージメント時間、43秒

SNS経由のアクセスは数秒で帰るのが相場と言われるなかで、43秒は悪くない。むしろいい。来た人は、ちゃんと読んでくれていたのである。1日0.8人は、0.8人なりに真剣だった。

つまり問題は記事でも読者でもなく、「読者にならない415人」を数えてニヤニヤしていた私だけだった、という話なのだ。

彼らが馬鹿なわけではない、という話

念のため書いておくと、あの文化圏の人たちが馬鹿なわけではない。Xの収益分配には「認証済みフォロワー500人」という入場条件があり、相互フォローはその最短ルートとして完全に合理的なのである。彼らのKPIは収益化条件、私のKPIはブログの読者。KPIが違う世界に挨拶して回った私だけが、何も得ていない。

ちなみに収益の本丸は入場条件のもうひとつ、「3ヶ月で500万インプレッション」のほうだ。私の90日の実績は33,323。必要量の0.7%である(低い。低すぎる)。入場券の列に並ぶ以前の問題だった。

で、結論

フォロワー数は、もう何も測っていない。少なくとも私のアカウントでは、読者の数も、記事の良し悪しも、何ひとつ反映しない数字になった。体重計に乗らずに「今日は痩せてる気がする」と言うのと同じくらい、あてにならない。

そして相互フォローは、彼らのゲームでは入場券でも、ブログの読者を増やしたい人間が手を出すと、3週間ぶんの労力と引き換えに「+415」という置物に化ける。それだけのことだった。n=1、私の体ではなく私のアカウントの話である。

今後この置物がアカウントの足を引っ張り続けるのか、投稿を続ければインプレッションが戻るのか。それはまだ分からない。分からないので、測って続報を書く。測ってるから続いている。

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