結論:胡麻麦茶+降圧剤2.5mgでも、血圧の中央値は151→150だった
前回、ようやく病院に行って、アムロジピン2.5mgを処方された話を書いた。記事の最後に、私はこう書いている。「朝測る数字が、ちょっと下がってきた気がする」と。
気がする、で終わらせないのがこのブログである。2週間、測った。答えを書く。
中央値151→150。1である。
「平均は10下がった」——と、一瞬ぬか喜びした
最初に集計したとき、服薬後の収縮期は平均141。服薬前が151だったから、10も下がっている。効いた。薬すごい。——と思った。
思ったのだが、データを並べて気づいた。6月16日に「70/40」という記録が1つ混じっている。70/40。これはもう血圧というより、生きているのかという数字である。前後の日は全部150台。明らかに測定ミスだ(手首式なので、ズレるとたまにこうなる)。
この1個を外して計算し直したら、平均は147。そして中央値で見ると、服薬前151、服薬後150。1しか動いていない。私は、たった1個の測定ミスに10mmHgぶん踊らされて、「効いた」と喜んでいたのである。

▲ 青い線が服薬開始(6/13)。前後で中央値はほぼ変わっていない(タニタ BP-218L・6/16の測定ミスは除外)。
ところで、胡麻麦茶もずっと飲んでいる
ここで白状することがある。胡麻麦茶である。
4月の中旬から飲み始めて、もう2ヶ月以上になる。服薬を始めた6月13日からの2週間も、記録上12日、ほぼ毎日あけている。つまりこの2週間は、特保と降圧剤を同じ朝に並べて飲んでいた。それでも中央値は1しか動かなかった。
……と書くと「やっぱり胡麻麦茶は効かない」と言いたくなるが、ここは慎重にいきたい。「効かない」と断定はできない。薬もトマトジュースも同時に飲んでいて、胡麻麦茶だけの効果は切り分けられない。そもそもトクホが想定する効果は数mmHg程度で、150台で日々30も振れる私の血圧では、あったとしてもノイズに埋もれて検出しようがない。正確には「効果を確認できなかった」だ。
そして、よく考えればこうである。胡麻麦茶を2ヶ月飲んで血圧が安定するなら、誰も高血圧で病院になんて行かない。安定しないから、医者がいて、薬がある。特保が効かないんじゃない。2ヶ月そこらで血圧を動かす、そういう立ち位置の存在じゃないだけだ。それを私は、2ヶ月飲みながら、薬が出る段になってようやく腹に落とした。
では、なぜ今も飲んでいるのか。効くか分からないからこそ、やめる理由もない。害もない。味も嫌いじゃない。だから惰性で飲む。データで白黒つかないものを、習慣で抱えておく。それもまた、計測と付き合う一つの形である。
検査結果:逃げ道は、血液でも全部塞がれた
同じ日に出ていた血液検査の結果も返ってきた。前回、二次性高血圧(原因のある高血圧)を探すための採血をしていた。その答えである。
| ホルモン検査 | 結果 | 基準範囲 |
|---|---|---|
| レニン活性 | 0.3 | 0.2〜2.3 |
| アルドステロン | 37.2 | 4.0〜82.1 |
| ノルアドレナリン | 270 | 100〜450 |
全部、基準内。前回ストレス仮説のときに「交感神経が原因では」と疑ったが、そのカテコールアミンも正常だった。ホルモンでも自律神経でもない。消去法で、原因が特定の病気でない「本態性高血圧」に寄った、ということになる。
ついでに、HbA1cは5.6、中性脂肪37、LDLも基準内。糖も脂も腎臓もキレイである。痩せ型で、血液検査も優等生で、なのに血圧だけが高い。私がこのブログでずっと言ってきた「見た目は痩せ型、数値だけおじさん」が、ついに血液でも証明された。うれしくない証明である。
で、薬が倍になった
診察で医者が言った。「下が高いのが気になるし、2.5だと変わらないから、上げてみましょう」と。
そう、上(収縮期)ばかり気にしていたが、私の場合は下(拡張期)も100超えが続いている。そこを問題視された。そしてアムロジピンは2.5mgから5mgへ、倍になった。降圧剤は2週間ほどで効きを見て調整するのが普通らしく、医者はその2週間でちゃんと「足りない」と判断したわけだ。効くものを評価するには2週間で十分で、特保に2週間で答えを求めるのが、そもそも筋違いだった。
逃げ場を探して、特保に手を出し、ストレスのせいにしようとし、酒で下がると勘違いし、最小用量にすがり——確認できた効果は、どれもなかった。残ったのは、5mgの錠剤が1つ。
効くか分からない特保は、たぶん明日も飲む。効くかもしれない5mgと一緒に。それで次こそ下がるのか。また測って、確かめる。測ってるから、続いている。